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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
皆さんが普通にやっている「食べる機能」は、何もせずに自然に育つものではありません。段階を踏んで育つものです。赤ちゃんの頃は母乳などの液体しか摂取できないお口が、離乳を経て徐々に硬いものをすりつぶせるようになり、やがて歯が生えて普通にものを食べることができるようになるのです。このようにステップを踏んで成長していきます。
しかしながら、最近、人間が生きていくうえで最も重要な「食べること」がうまくいかないお子さんが増えているように感じます。今日は、「食べること」に関して重要と思われるポイントについて述べたいと思います。
食べるときにクチャクチャ音を出すお子さん、あまり噛まずに丸飲みしているお子さん、食べるのが極端に遅いお子さんはいらっしゃいませんか?これらの悩みには、食べる機能を育てるサポートが必要となります。重要なことに「食べる姿勢」があります。
①机といすの高さはあっていますか?
②アゴが上がっていませんか?
③背筋はきちんと伸びていますか?猫背になていませんか?
④足の裏がぴったり床についていますか?ブラブラしていませんか?
他にもあるのですが、以上5つは重要なポイントだと思われます。
このような基本的な姿勢をとり食べることで、顔面あごの成長につながるほか、舌や頬を動かす力や唇を閉じる力がついてきます。歯並びやお口ポカンの防止にも影響を与えるのです。
「食べかた」も重要です。
①前歯で噛み切り奥歯で噛む
②一口量を守り、お口の中いっぱいにものを入れない
③お口はきちんと閉じてよく噛む
④水、お茶、味噌汁などでお口の中のものを流し込まない
⑤成長に合わせた食具を使用する
⑥お茶碗はきちんと持つ
ご家族の方は自分のお子さんに対して、以上のことに注意してみたらどうでしょうか?きっと、早い時期から気を付ければ、歯並び噛み合わせがよくなると思いますよ。
もう一つ注意点を付け加えておきます。もし鼻が詰まっているお子さんがいたら、耳鼻科にも受診することをおすすめします。