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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
「あいうべ体操」で有名な今井一彰先生の著書の中に口呼吸と鼻呼吸では歯垢の付き方が違うことが載っていました。サルを使った実験で、サルの鼻孔を手術でふさいでしまい、完全に口呼吸しかできない状況をつくると、歯垢の付き方に変化が出てくるそうです。鼻呼吸ができる普通のサルは歯の歯頚部(歯と歯肉の境目)から歯垢が付着するそうですが、口呼吸のサルでは歯の先端部分から歯垢が付き、さらに歯の裏側にも汚れが沈着するようになるとのことです。
また、鼻呼吸群と口呼吸群では、唾液流量や唾液の緩衝能には両者変化は見られなかったそうですが、口呼吸群では、ミュータンス菌、ラクトバチルス菌の菌量が増えプラーク(歯垢)指数も増えて口腔内環境が悪化してしまったという結果が出ているようです。
口でしか呼吸できない方は、耳鼻科の方も一度受診された方がよいと思います。