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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
今回は、ある雑誌にQ&A形式で興味深い記事が載っていたので紹介します。
皆さんもご存知のように新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」が、世界中のほとんどの地域にすでに存在していることがわかっています。これに対するQ&Aが載っていました。
Q.日本でも3回目となるワクチン接種の前倒しが調整されているが、前倒しによる体内への影響はないのか?
A.現在の抗体価が600以上あればやや良いと思うが、その数値を下回っているのであれば3回目の接種を前倒ししても問題ないとのことです。一般的に半年経てば2回接種した後でも、抗体価は、3分の1から4分の1になることがほとんどとのこと。接種後5~8か月が経過すれば、3回目による体内への影響はなく打てるとのことでした。
Q.(3回目)について18歳以上を対象とし、2回目までの半量を接種することで承認した半分の量でも効果はあるのか?
A.効果はあるとのこと。モデルナ社の発表によると、従来株やデルタ株にも90%以上の確率で押さえることができるだろうとのことです。モデルナ社のワクチンはファイザー社のワクチンに比べmRNAの量が3倍あり、20代への心筋炎が懸念されているが、半分の量にすることで、リスクも軽減されると思われるとのことです。
Q,オミクロン株にも効果はあるのか?
A.オミクロン株は、スパイクタンパクの変異が30以上あり、ワクチン2回接種した人の血液中にある中和抗体の効果は、従来のウイルスに比べて低くなると発表しています。モデルナ社は、3回目の追加免疫で効果は大幅に増強され、半分の量の50マイクログラムでは約37倍、2回目までの接種と同じ100マイクログラムを打てば83倍になると発表しています。
Q.ワクチンの接種量は、誰を基準としているのか?日本人に適しているのか?
A.ワクチンの接種量は、欧米人を基準に設定しているそうです。体重で見れば1.3倍になり、薬剤量は体重比などで普通、量を決めるので、3回目以降は、これまでの基準よりも少なくてもあまり問題ないと考えられるそうです。
以上、コロナワクチンの素朴な疑問を引用紹介しました。