休診日
木・日・祝
※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
私が歯科学生の頃は、小さいときに両親からむし歯の菌が伝播する。だからスプーンや箸、食器を共有したらいけない、と教育を受けてきました。また、両親のう蝕治療と口腔清掃により、う蝕原因菌の量を減らしておくことは重要であるともいわれてきました。もちろん、このことは今でも大事だと思われますが、最近少し考え方が変わってきています。
最近は、母親からの伝播がいまでも最も頻度が高いものの、両親からだけではなく、祖父母、兄弟、そして友人からの伝播もありえることがわかっています。また、むし歯を発症させるすべての細菌種の伝播を防ぐことは難しいこと、そして、伝播しても食事内容やフッ化物の使用、適切なブラッシングでむし歯の発症が予防できるため、それほど神経質になる必要はないという考えが広まってきているようです。過度なう蝕原因菌の伝播予防は親子関係を損なう可能性もあることも理由のひとつのようです。