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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
お口の中のがん腫で最も多いのは、扁平上皮癌で全体の80パーセントを占めます。
今日は、口腔がんの基本的な性状を述べさせていただきます。初期の口腔がんは、粘膜表面だけの変化で”しこり”は触れません。進行するにつれ、粘膜の下に潜り込むような”しこり”を有するようになるようです。しこりは、シリコンやゴムのような感触のイメージです。ほとんどの口腔がんはお口の粘膜から発生するので、粘膜はただれて潰瘍を呈することが多いようです。表面は、”デコボコ、ゴツゴツ”した感じが多いと思います。
口腔がんの主な発生部位としては、舌がんが約6割、歯肉がんが約2割、口底がん、頬粘膜がんがそれぞれ約1割、その他口唇がん、唾液腺がん、悪性黒色腫となります。
もしお口の中で気になるものがあるなら、一度かかりつけの歯科医院でそれががんかどうかは問題ではなく、尋ねられたらいいと思います。