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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
子供のむし歯はひと昔前よりは減ってはいるようですが、それでも日本人の3人に一人がむし歯に罹患しているといわれています。
3歳児と12歳児の一人平均むし歯本数では、全体的な傾向としては、九州地方や東北地方でむし歯が多いようですが、九州地方や東北地方でも、3歳から12歳までの9年間にむし歯の数が大きく改善している県がいくつか存在するようです。
それは佐賀県と秋田県です。3歳児のむし歯数ではワースト10に入っているようですが、12歳児ではむし歯の数は大幅に減少し、上位20位内に入るようになりました。新潟県においては3歳児のむし歯数も少ないようですが、12歳児では日本で一番むし歯の本数が少ない県になっています。
普通に考えると3歳でも12歳でもむし歯の数は同じようなデーターになりそうですよね。このような状況を改善できた県の秘密は何でしょうか?
それは、幼稚園や保育園、小学校で行われているフッ素洗口(フッ化物洗口)にあるといわれています。子供たちが集団でブクブクうがいをしているのです。
佐賀県や秋田県は特にフッ素洗口の実施率が高く、4~5歳以降から集団でフッ素洗口を行っています。だから3歳のときと比べ12歳時ではむし歯が大幅に減っているものと考えられています。
この結果から日本人のむし歯を減らすためには、フッ素洗口が有効な手段の一つだと思われます。園や学校でフッ素洗口を実施していない地域なら、フッ素洗口液を歯科医院で処方してもらったり、薬局やドラッグストアで購入して使ってみることもいいかもしれませんね。