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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
今日は食べる速さと体重について書いてある文献をみつけましたので紹介しておきます。3737人の男性と105人の女性を対象に、「食べる速さと太り具合」を調べた研究結果が載っていました。
太り具合は、BMI(体重と身長から割り出される肥満の指標)を利用してありました。BMIは高いほど太っており、日本では25以上が肥満とされています。
その結果、男女ともに「食べるのが早いほど太っている」、「食べるのが遅い人ほど痩せている」という傾向がありました。
また29歳のときからのBMIの変化では、「食べるのが早い人ほど、若いころに比べて太った人が多かった」という結果になったそうです。
まあ、早食いの人は、満腹中枢が刺激される前にたくさん食べてしまうから太ることが一般に知られていますよね。それだけではなく、この実験では食事量を同じにしても、純粋に食べる速さで太りやすくなるだろうと推測しています。推測されるのは、内分泌系のメカニズムの影響らしいです。
結論として、ゆっくり食べることを意識するだけでは難しいので、食材を大きめに切ったり、歯ごたえのある食材を使ったり、かために火を通すといった工夫が効果的であると述べてありました。