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舌小帯硬直症について

こうすけ歯科医院

舌小帯硬直症について

 こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。

 舌小帯が短く、強直していると、舌が口腔底に固定されてしまうため、うまく動かない、舌を持ち上げられないという問題が起きます。そのため舌は低位になり、舌の動きは悪くなります。舌は呼吸、嚥下、咀嚼、発音など生きていくために必要な部位であり、その舌の動きを制限してしまう舌小帯強直症はできる限り解決しておく必要があると思われます。

 舌小帯強直症は、可能であれば切除して、形態を改善することで口腔機能を改善しやすい環境を提供することです。舌を前方に持ち上げたとき舌尖がハート型に割れたり、舌を持ち上げたときV字型に折れてしまうなどの症状を呈したときは舌小帯硬直症を疑いましょう。

 舌小帯強直症をそのまま放置して置くと、舌が低位になり、舌の筋肉の発達も阻害され口腔機能に問題が出ると考えられます。切除する時期としては、歯科治療においてある程度我慢ができる時期まで待った方がよいと思われます。麻酔注射をしただけで暴れまわる子供では、手術を施行するときに舌が動き非常に危ないです。手術後は、傷による痛みを除けば舌小帯切除によるデメリットはほとんどありません。ただし痛いからといって舌小帯切除をした後、あまり動かさないでおくと、傷が治癒する過程において硬く瘢痕化してしまい、再び太い舌小帯が形成され手術が何にもならなかったということもあり得ます。そうならないように、術前から小帯を伸ばす運動をしっかりやっておきましょう。小帯切除後もしっかりと舌を剥がすように舌の運動を行いましょう。

 舌小帯切除術は、あくまで小帯を切除することによって、低位舌の原因のひとつを取り除き訓練しやすい環境をつくっているだけに過ぎません。その後の機能訓練、リハビリが最も重要であると思います。

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