休診日
木・日・祝
※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
ある文献からの紹介です。今から半世紀前、石上健次先生という歯科医師が、歯が抜けて食事をしなくなり痩せてしまった上野動物園の老齢のロバに入れ歯をつくってあげたことがあったそうです。多くの人が見つめる中、ロバの口に入れ歯が入ると、ロバは草を食べ始め、元気になったそうです。痩せていたからだが元に戻っただけではなく、元気も出てきたそうで、脳が活性化されて若返ったのだろうと述べてありました。「噛むこと=ウェルエイジング」を例える有名なエピソードです。
歯が抜けて入れ歯になっても、粘膜の下には三叉神経がたくさん分布しています。入れ歯をつくるなど歯科治療は、脳へのセンサーに対する治療でもあります。そしてウェルエイジングにとって「噛むこと」がいかに重要で大切であるかわかりますね。