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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
以前から「歯周病に罹っている認知症の患者さんは、認知症の症状の進行が早い」とか「重度の歯周病を患う人は認知症になりやすい」とかいわれてきました。
さらに、アルツハイマー型認知症で亡くなった患者さんの脳内から、歯周病に最も関係する「ポルフィロモナス・ジンジバリス菌(Pg菌)が発見されたという報告もありました。
ただこのような報告があっても、歯周病が認知症の発症にどのようにかかわっているのか、その具体的な因果関係やメカニズムは謎のままでした。
そして、現在では、「歯周病予防はアルツハイマー型認知症の発症抑制に効果がある」とはっきり多くの方に伝えることができます。今は、「アルツハイマー型認知症へのPg菌の関与」を科学的に証明することができるようになりました。「Pg菌が起こす炎症により、アルツハイマー型認知症の原因物質(脳に溜まる異常なたんぱく質=老人斑アミロイドβ)が体内に増えること」、それに加え「老人斑アミロイドβを脳内へとPg菌が誘導していること」まで明らかになっているようです。
アルツハイマー型認知症発症抑制のためにもかかりつけの歯科医院でクリーニングは必要ですね。