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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
子供のむし歯は年々減ってきています。理由としては、砂糖を摂る量が減ったことが挙げられます。昔は、飲み物といったら無糖の飲み物はほぼ売っておらず、砂糖たっぷりの甘いジュースや炭酸飲料ばかり並んでいました。今のように無糖の緑茶や麦茶、水が売られていて、簡単に自動販売機で手に入る時代ではありませんでした。
次にフッ素(フッ化物)配合の歯みがき剤の普及があります。歯科医院でのフッ素塗布や、学校などでのフッ素洗口が広まっているのも要因です。歯磨きの回数も昔と比べて格段に増えました。
以上のことで子供のむし歯は減少していると思われますが、一方で「高齢者のむし歯」は増加しているようです。
これは、歯が多く残っている方が増えたおかげもありますが、高齢者に多いのは、「根面う蝕」です。根面う蝕とは、加齢や歯周病により歯ぐきが下がり、今まで歯ぐきに隠れていた歯の根が露出してしまい、歯の根の部分がむし歯になってしまうむし歯です。歯の根の部分は軟らかく容易にむし歯になりやすく、むし歯の進行も早いです。
根面のむし歯を予防するためには、間食は時間を決めて、歯ブラシはしっかり根面に当てること、またフロスや歯間ブラシなどの補助器具を用いて歯と歯の間の汚れをしっかり落としましょう。またフッ素配合歯みがき剤の利用と定期的な歯科受診が欠かせません。