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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
われわれのからだは、進化の過程で形態的な特徴だけでなく、すばらしい潜在能力を身につけてきました。それは"死”に直面してしまう最も恐ろしい「飢餓状態」に対する適応能力といわれています。健康志向も手伝い、近年「断食」の効用が見直されているようです。断食をすることにより、飢餓状態に対する体の適応能力が発揮されるといわれています。そのひとつは、食べないことにより体に蓄積された脂肪が燃焼されたエネルギーに変えられることです。しかも、病的な細胞に蓄積された有害物質さえも排除されるのではないかといわれています。「断食」は仕事や家庭の日常生活の中では、現実的ではないかもしれません。ただいつも「少しお腹が空いた状態」を維持し、その状態になれる「腹6分目」を実践することにより様々な効用が生まれるようです。
食べておいしいと感じると、ドーパミン(快感物質)が増加します。ヒトはこの快感を求めます。この快感にストップをかけるのが満腹中枢といわれています。満腹感は個人により異なります。個人により食習慣が異なるため、ある人はご飯半分で満腹になるのに、あるひとはご飯3膳食べないと満腹にはなりません。このように満腹中枢の閾値は個人でそれぞれです。すなわち食欲の閾値が小さくなれば、満腹感も小さくてすむようです。
現代は、飽食の時代で、おいしいものがどこでも食べられる世の中です。欲望のままに好きなだけ食べていては、糖尿病をはじめいろいろな体の不調に悩まされることになるかもしれません。節制を心がけましょう。
最後に「食事制限が長寿につながる」ことだけは間違いがないといわれています。