佐賀市兵庫町の安心の歯医者「こうすけ歯科医院」のお知らせ・ブログのページです。

　こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。

　砂糖の摂取とむし歯の発症の関係を調べた研究結果では、口に残りやすい砂糖を含んだ食物を食べる機会を増やすとむし歯が急に増加することがわかっています。特にいつまでも歯にくっついて離れない粘着性が高い食物は、食べる量を減らしても食べる機会が多いと、やはりむし歯は増えていくようです。当然ながら砂糖の摂取頻度が増えたり、摂取時間が長くなれば、むし歯は増えていきます。

　砂糖はショ糖と呼ばれ、ヒトが摂取する機会が多い糖です。糖の代わりにキシリトール(還元糖）ではほとんどむし歯が生じることはないです。同じ糖でも、糖の種類を変えることで、むし歯の発生率に差が生じることがわかります。キシリトールは砂糖と同等の甘さでありながらも血糖値の上昇が緩やかで、細胞への取り込みにインスリンを必要としません。

　むし歯予防の観点では、砂糖の摂取量を減らすことにマイナス面はないですが、糖尿病の患者さんでは、低血糖への対処など、血糖コントロールにおける糖摂取の意味合いが変わることがあるので、砂糖から他の代替甘味料に変える場合、主治医や食事指導を担当される先生に相談した方が安心です。

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