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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
舌の裏側をよく見てみると、スジを見つけることができると思います。これは専門用語で「舌小帯」といいます。生まれながらにしてこれが短かったり、舌先まで伸びていてそのままだと、舌の動きが妨げられるだけではなく、ものが飲み込みにくい、発音がはっきりしない、歯並びが悪くなるなどの障害が出ることもあります。検診などで指摘された方も多いのではないでしょうか?
でも生まれたての赤ちゃんは、最初は多かれ少なかれこの舌小帯は十分に伸びていません。哺乳期、離乳食期、普通食の時期で段階を経て正常な舌の形、歯列が少しずつできていきます。ただ「舌小帯が短い=小帯を切る」というわけではありません。哺乳を妨げているようなら早い時期に舌小帯を切除するべきかもしれませんが、まずは、舌のトレーニングを行ってみると、今より舌が伸びる可能性もあります。それをやらずに安易に切ってしまうと、切った部分が繊維化してよけいに舌が伸びなくなることも考えられます。トレーニングをやるだけやってみて、どうしても舌小帯が伸びない場合は改めて手術を検討してもいいのではないでしょうか?。