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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
世間は、コロナウイルスで大騒ぎですが、今回は病原体の感染経路について簡単におさらいしておきましょう。
感染経路には、接触感染、飛沫感染、空気感染の3つの感染経路があります。
この感染経路を歯科医院に当てはめてみると、接触感染は、汚染された手指で接触していく「直接感染」と、接触した器材や環境の汚染表面を手指で接触して伝播していく「間接接触」の2経路が存在します。
次に飛沫感染ですが、一般的に飛沫感染とは、感染症患者の咳やくしゃみの飛沫(5ミクロン以上の飛沫粒子)を直接吸い込むことにより生じる感染経路といわれています。だから、「他人との間隔を2メートルは空けましょう、それ以上空ければ安心?」といわれる理由だと考えられます。歯科におけるこの感染経路は、唾液を含んだ飛沫に汚染された器材や環境の汚染表面を手指で接触して伝播するものと思われます。
最後に、空気感染は、一般的には、空気中を漂う病原体(5ミクロン以下の微粒子上物質)を吸い込むことによって生じる感染経路と定義されています(軽いので空気中を漂い、2メートル以上に及ぶこともある)が、歯科におけるこの感染経路は、飛沫感染と同様に、汚染された器材や環境の汚染表面を手指で接触して伝播する「間接接触」が主なものと考えられるでしょう。