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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
「甘い」「酸っぱい」などの味がわからなくなることを味覚障害といいます。薬の服用が原因で味覚障害がおこることがあり、これを「薬物性味覚障害」と呼びます。多くの高齢者にみられます。薬物性味覚障害は味覚異常が出現して、できるだけ早く原因となる薬の中止、または変更したほうが症状が改善することが多いので、早期の発見が非常に重要であるとのことです。
味覚障害の場合、多くの原因を占めるのが、亜鉛不足です。薬物性味覚障害でも、薬が原因で亜鉛不足を引き起こしている場合があります。またお口の中が乾く口腔乾燥症も味覚障害になることがあり注意が必要です。
それでは、なぜ亜鉛不足で味がわからなくなるのでしょう?味を感知する味細胞は、体内の細胞の中でも新陳代謝が非常に活発な細胞で、約1か月ごとに生まれ変わっているそうです。その細胞の再生に重要な働きを担っている物質が亜鉛です。そのため、亜鉛が不足すると味細胞が影響を受け味がわからなくなってしまうとのことです。