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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
放射線と聞くと「こわいな」と感じる人が多いようです。それでは、われわれ歯科医は、どういうときにレントゲンを撮るのでしょうか?一口に言って、患者にとってデメリットよりメリットの方が多いときに撮影することになります。非常に抽象的でわかりにくいですよね。
レントゲンを自然放射線と比較すると少し理解しやすいと思います。われわれは宇宙や大地、空気、食物から微量の放射線を受けています。これを自然放射線といいます。私たちが自然放射線で年間に被爆する線量は、日本平均で約2.1msvといわれていますので、例えばパノラマレントゲンは、その200分の1程度になります。鉛入りの防護エプロンを必ず着用してもらいますので、さらに被爆量は減るものと思います。
繰り返し述べますが、いくら放射線量が少ないといって、メリットの少ない撮影は慎むべきであり、患者さんが最小の被爆量で最大の利益を得られるよう、撮影することが大事だと考えています。
※歯科のデンタルレントゲン/回・・・・・約0.008msv
歯科のパノラマレントゲン/回・・・・・約0.01msv
歯科用CT/回・・・・・約0.1msv
日本の自然放射線量(1人平均)・・・・・約2.1msv/年
がんのリスクが徐々に増える線量・・・・・100msv
といわれています。