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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
現代の日本社会には、「甘いもの」があふれています。その代表的なものが清涼飲料水であり、中に含まれる単純糖質(ブドウ糖、果糖、ショ糖など)は、1本あたり角砂糖換算で驚くほど多い量(数個~数十個/本)になります。我々人間が体内で消費するブドウ糖は1時間当たり角砂糖1個少々(約6グラム)ですから、それを一気に何個も、何十個も摂取するとなると、いかに現代人がエネルギー過剰摂取に陥っているかがわかってくると思います。
単純糖質は飲み物だけにとどまらず、果物にも多量に含まれています。最近は、品種改良により不自然なまでに糖度の高い品種が市場に出回っています。体に良いと思って購入したミカンにも、角砂糖換算で3個程度の単純糖類が含まれているのです。何でも愛媛県では、毎年ミカンの旬の時期になると住民のHbA1cと体重が上昇してくる傾向にあるといわれています。その理由は、上記に述べた理由も原因のひとつではないでしょうか。
ミカンを毎食後に2個ほど食べると、1日の摂取エネルギーは240kcalに達します。それを毎日続ければ、1ヶ月で7,200kcal。脂肪1gは7,2kcal に相当しますので、1ヶ月で1kgの脂肪に姿を変える計算になります。