休診日
木・日・祝
※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
むし歯の中には、治療しなくてもいいむし歯が存在します。説明することは難しいのですが、一言で言うと、天寿をまっとうするまで削らずにすむ可能性が十分にある歯です。削って詰めてもそれが一生持つことは少ないですよね。治療を繰り返すことで歯の寿命は確実に短くなってしまいますから。
削らずに定期的に様子を見ていくというのは、たんに「放っておく」のとは全然違います。「正しい方法で口腔内をしっかり管理しいていけば、このむし歯はこれ以上進まない可能性が高いですよ」ということです。
むし歯にもいろいろな段階のむし歯があります。大雑把に分けると、
1.歯の表面はスムーズだけど色が変わって白濁したり茶色っぽく見える歯
2.穴はまだ開いていないけどエナメル質表面が少し溶けてチョークのように表面がざらざらしている歯
3.エナメル質に完全に穴が開いてしまっている場合
3.だけは別として、1.や 2.の場合は、きちんと管理すれば、歯を削る必要はないと思われます。
ご自身のきちんとしたホームケアとわれわれ歯科医院で行うプロフェッショナルケアで定期的にチェックしてもらう必要はありますが、将来的に、長い目で見ると、とってもいい方法だと思いますよ。