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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
最近では、歯科治療において、血圧を測ることも多くなってきました。本日は血圧について少し書かせていただきます。
高血圧とは、慢性的に血圧が上昇している病態をいいます。高血圧が続くと、血管が障害を受けます。この状態が続くと動脈硬化が進行し、動脈が狭くなったり、詰まったり、破裂しやすくなります。その結果、からだの重要臓器が障害され、脳血管障害、心筋梗塞、高血圧性腎症、大動脈解離などを引き起こし、死に至るリスクが高くなっていきます。高血圧は、自覚症状がなく進むので、サイレントキラーと呼ばれます
一般的に歯科治療においては、多くの方に、一時的な血圧の上昇が認められます。これは、痛みや恐怖感のためストレスが原因となることが多いようです。歯科治療中に著しく血圧が高い場合は、治療を中止したほうが良い患者さんもいます。具体的には数値を示すと、血圧で180/120㎜Hg以上になれば、その日は治療を中止したほうが良いと思われます。そのような方は、まず内科を受診された方がいいかもしれませんね。また高血圧症で血圧を下げる薬(降圧薬)を処方されている方は忘れずにお薬を飲んできてください。
血圧が高い方で、どうしても痛みがあり緊急な対応が必要な場合は、最小限の治療を行います。その時はゆっくり深呼吸することにより、ある程度の血圧降下が期待できます。もし治療中に血圧上昇だけでなく、悪心、嘔吐などがある場合は、担当歯科医師医師に早めに相談しましょう。